黄葉している林

COVID(コヴィッド)-19の流行禍(りゅうこうか)で遠出する訳にもいかないので、友人のYo-ta(ようた)さんと、静岡県川根本町(かわねほんちょう)千頭(せんず)の山を歩いてきました!千頭駅(せんずえき)を出発し→智者山(ちしゃやま)天狗石山(てんぐいしやま)益田山(ますだやま)七ツ峰(ななつみね)接岨峡温泉(せっそきょうおんせん)縦走(じゅうそう)してきました!

大井川鉄道に乗って、千頭駅へ。

7:30 千頭駅(せんずえき)を徒歩にて出発。智者(ちしゃ)(おか)公園を目指します。

8:10 智者の丘公園到着。ここから、本格的な山道(さんどう)に入ります。

智者山(ちしゃやま)に続く登山道へ。ところが、これがなかなかハード。急登(きゅうとう)が約2時間にわたり続きました。

10:15 智者山(ちしゃやま)(1,291m)頂上に到着。「いやぁ、予想以上にハードだったね。」と言いながら頂上を踏みます。

山頂からは静岡市方面と駿河湾(するがわん)が見えました!

かわいい標識が設置されていました

周辺は紅葉が始まっていて、とてもきれいでした。

山頂から少し歩いたところからは、富士山が見えました!

ここからは、尾根(おね)を歩いて山頂をつなぐ縦走(じゅうそう)です。

天狗石
天狗石の紹介

11:20 天狗石山(てんぐいしやま)(1,366m)に到着。予定より20分遅れ。まぁ、このくらいは許容範囲(きょようはんい)順調(じゅんちょう)順調(じゅんちょう)

こちらにも、かわいい標識

しかし、奥大井(おくおおい)湖上駅(こじょうえき)(くだ)ることのできる分岐点(ぶんきてん)を過ぎた後、トラブルが発生しました😅

登山アプリ「YAMAP」

道迷(みちまよ)い😰

少し、(あた)りが(ひら)けた(ひろ)いところで、道標(みちしるべ)のマーカーを見失(みうしな)ってしまったのです。()(あと)っぽいところを進んで行くと、垂直(すいちょく)(がけ)。しかし、そこにあった(えだ)に赤いペイントがついています。赤いペイントは道標(みちしるべ)です。

「と、いうことは、ここを()りろということか?」🤔

垂直(すいちょく)(がけ)()りました。落石(らくせき)()けられるところに待避(たいひ)します。しかし、その下はあまりにも急すぎます。

「おかしい」😓

そこで、登山アプリを開いて確認すると、予定のルートから(はず)れてしまっていることに気付いたのです。

さっき()りた垂直(すいちょく)(がけ)を、今度は慎重(しんちょう)(のぼ)り返して、正規(せいき)のルートを探します。

しかし、なかなか見つかりません。「まさか、遭難(そうなん)?」😰なんて言葉が頭を()(めぐ)ります😢

30分ほど、林の中を彷徨(さまよ)って、なんとか正規(せいき)のルートを発見。(こと)なきを()ました。有名峰(ゆうめいほう)では登山道が明瞭(めいりょう)に付いていますが、マイナーな山では登山道が明瞭(めいりょう)ではなかったり、道標(みちしるべ)が分かりにくかったりします。また、今回のルートは昭文社(しょうぶんしゃ)の「山と高原地図」には()っていない山域(さんいき)で、登山アプリに(たよ)るしかなかったことも影響していると思います。皆さんも充分気をつけてください。

13:30 益田山(ますだやま)(1,320m)に到着。予定より1時間ほど遅れてしまいました。

休憩(きゅうけい)もそこそこに、七ツ峯(ななつみね)に向かいます。

七ツ峯(ななつみね)の山頂直前の急登(きゅうとう)から振り返って見ると、これまで歩いてきた稜線(りょうせん)一望(いちぼう)できました。智者山(ちしゃやま)の山頂からおよそ4時間かけて歩いてきた道程(どうてい)です。

七ツ峯周辺の紅葉
七ツ峯周辺の黄葉

14:20 七ツ峯(ななつみね)(1,533m)山頂に到着。益田山(ますだやま)七ツ峯(ななつみね)(かん)は設定通りの時間。つまり1時間の遅れを短縮(たんしゅく)することはできませんでした。

しかし、七ツ峯(ななつみね)到達(とうたつ)達成感(たっせいかん)はとても大きかったです。千頭駅(せんずえき)を出発してからおよそ7時間。今回のルートの最高峰(さいこうほう)1,533m。(あか)()()まる木々(きぎ)()と、青く()()ける空。車の音はもちろん、鳥の鳴き声も葉擦(はず)れの音も聞こえない静寂(せいじゃく)。別世界にいるような感覚でした。

ススキの群生

七ツ峯(ななつみね)から接岨峡(せっそきょう)温泉までは、斜度(しゃど)の安定した(ゆる)やかな(くだ)り。小走(こばし)りで()()ります。登山アプリによると2時間かかるところを、1時間30分ほどで登山道を下り終えて林道(りんどう)に到着することができました。

登山口に到着。ということは、登山終了。

16:00 登山口に到着。と、ここで気を抜いたのがいけなかった。「あとはこの林道を下っていけば着くだろう」とぼぅ~っと歩いていたら、なかなか集落(しゅうらく)が見えてこない。「あれ~、こんなに遠かったかなぁ」と、地図アプリを開いて見ると、なんと遠回(とおまわ)り。集落(しゅうらく)へ通じるショートカットの入り口を見落としていたのです。

「あっ、アプト式鉄道の終電(しゅうでん)はいつだっけ?」と、調べてみると「接岨峡(せっそきょう)温泉駅16:30が最終」。あと10分しかない!

そこで二人で走りました。足の小指がやたら痛みます。接岨峡大橋(せっそきょうおおはし)を渡っているところで、アプト式車両が駅に入ってきます。「間に合うか?」「駅の入り口はどこ?」「息が苦しい!」

と、残念ながら、最終列車に乗り遅れてしまいました。

接岨峡温泉会館

16:40 接岨峡温泉会館(せっそきょうおんせんかいかん)に到着。管理人のおじさんが「入浴ですか?」と声を掛けてくださいます。

「はい…。あのぉ…、千頭駅(せんずえき)に行く方法はありませんか?」

「あ~。アプト式の最終は16:30でしたね」

「はい。走ったんですけど、間に合わなくて」

「あぁ。いいですよ。私が送ってあげましょう。お風呂から上がったら、声を掛けてください」

「本当ですか?ありがとうございます!本当に申し訳ありません。でも、とても助かります!」

接岨峡温泉会館(せっそきょうおんせんかいかん)の管理人さんのおかげで、千頭駅(せんずえき)まで帰ってくることができました。温泉とおじさんのおかげで、体も心もポカポカになりました。

Yo-taさんが、「静治さん、満月!」と呼んでくれたので、今日が満月のハロウィンだということを思い出しました。

千頭駅から臨む満月

18:28 大井川鉄道に乗って千頭駅(せんずえき)を離れます。

18:35 青部駅(あおべえき)下車(げしゃ)。ここで本日のもう一つの目的地「ゆる宿(やど)Voketto(ボケット)」さんへ。浜松市出身の若者(わかもの)青部(あおべ)移住(いじゅう)して、古民家(こみんか)改修(かいしゅう)して始めたゲストハウスです。今日はここのバーで一呑(ひとの)みさせていただくことにしていました。Covid(コヴィッド)-19の流行もあって、2019年9月のオープン時に訪れて以来およそ1年ぶり2回目の訪問(ほうもん)です。

ゆる宿Voketto

ビールと焼酎(しょうちゅう)、手作りのおつまみをいただきました。(まき)ストーブがとても(あたた)かかったです。20:30金谷行き最終電車に乗って帰ってきました。

今回は初めて歩くルートでした。道迷いをしても、落ち着いてルートを探せたことは良かったのですが、帰りの電車を気にして先を急いだり、結局乗り遅れて温泉の管理人さんにご迷惑をかけたりと反省すべきことがありました。

しかし、千頭の山に素敵な紅葉と眺望(ちょうぼう)があることを知ることができて良かったです。

コースは2時間の急登があったり、6時間の縦走だったりして、ハードで健脚(けんきゃく)向きだったので、おいそれとは行けませんが、挑戦したいという人がいたら、ご一緒しますよ😅

2020年11月7日(土)には、静岡県島田市で、「秋のどうだん原&千葉山ハイキング」を計画しています。8:00伊太和里の湯駐車場出発、12:00帰着の予定です。近場ですが、ドウダンツツジの紅葉は見事ですし、千葉山の十本杉は圧巻(あっかん)です。初心者向けのコースです。まだ、参加申し込みがありませんが、大変おすすめのイベントですので、ぜひ、ご参加ください!お申し込み、お待ちしています!

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