2025年2月22日(土)-23日(日)に童子沢親水公園でひだまりキャンプ体験教室2502を開催しました。

今回の参加者さんはI小6年生3人とM 小3年生1人の合計4人。

会場到着と同時に「テント立てていい?」

「いいよ。」

と、さっそくテントを立て始めます。

「あれ?このポールはどこに挿すんだっけ?」と、キャノピー部分のポール位置を聞いただけで、後は自分たちでテントを完成させました。

2月ですが、Ryuくんが今回も半袖半ズボンで来ています💦

全国的には「寒波襲来」ということで、Riくんのご家族が用意してくれた毛布を寝袋の上に掛けて、寒さに備えます。

テントの準備ができたら、次は焚き木集め。公園の松ぼっくりや落枝を集め始めました。

と、その時、「あ!雪だ!」

「ほら!服に積もってる!」

「この雪、積もらないかな!」

そう。滅多に雪が降らない静岡県島田市。子どもたちはちょっとの雪でも大喜びです。しかし、この雪も5分ほどで止んでしまいました。

「魚釣りしよう」

落ちていた枝に針とミミズを付けて川に設置しました。

「そうだ。この上流に行ってみようぜ」

「この辺に水晶の原石があるんだってよ」

「Yくん、石、好きだもんね」

「ここの水、すごい透き通ってるね」

一通り探検が終わって、戻ってきました。日が陰って、寒くなってきました。

「火を着けよう」

木の並べ方もお手の物。チャッカマンを数回カチカチしたら、すぐに薪全体に火が回ります。

16:30。「ねぇ、もう夕飯作っていい?」

「いいよ」

「よし!野菜洗ってこようぜ!」

「俺、お米研ぐよ」

4人の連携で手際よく調理が進みます。

「うぁ!目が」煙が目に染みます。

17:20。1時間かからずに夕飯が完成しました。それぞれが自分のカレーライスをよそいます。

「いっただっきまぁーす!」

「うめぇー!」

「やっぱ外で食うカレーはうめえや!」

「最高です!」

Sくんのご家族が持たせてくれたポップコーンを焚き火で作ります。

「わぁ!ふくらんでく!」

「うめぇ!」

焚き火ポップコーンも楽しいですね!

次は定番のマシュマロタイム。

「このコゲがうまいんだよな」

「俺は焦がさないで、ほんのりキツネ色に」

「チョコ付けてもいいけど、付けなくてもうまいよね」

「お皿洗うか」

「うわ、冷てえ」水は冷たいけれど、みんなが自分の使った食器を洗いました。

「そうだ。仕掛けてた釣り竿、見てこよう」

「あ!釣れてる!」

「ちょっと大きくない!」

「すげー!」

Ryuくんは人生初めての釣りだったそうです。

家で魚をさばいているという小3のSくんが、ウロコをとって、内臓を出してくれました。唐揚げ粉をまぶして、油の中へ。

「ん?なんか普通・・・。いや、おいしいかも。」

一口が小さいので、味わう前になくなっちゃったかな?

「あ!俺のも釣れてた!」

Yくんも唐揚げに。「うん、うまい」

「ねぇ、先生、斧で薪を割ってもいいですか?」

「うん、どうぞ」

しばらく薪割りを楽しんでいました。日常の生活では薪割りをすることはありませんから、キャンプの時くらいは薪割りを楽しみたいですね。スパンと割れた時の快感はたまりません。

21:00。「ねぇ、夜の探検に行こう!」

「うん、行こう!」

夜の林道を歩いて行きます。

「あ!ほら!星がキレイだよ!」

「あ!本当だ!みんなライト消して」

「すごいね。キレイだね。」

「あの赤いの、動いてねぇ?」

「飛行機じゃね?」

「ちげーし。ほら、あそこの」

1時間くらい歩いて戻ってくる途中。

「静かに!音が聞こえる」

「本当だ!動物いるね。」

「熊は冬眠してるよね」

「カモシカかな?」

「イノシシも夜行性だってよ」

美しい星や不思議な光、姿が見えない生き物の気配、それらを楽しみながら夜の探検が終わりました。

22:15。さぁ、焚き火タイムです。昼間に集めた焚き木をどんどん焚べて、火を大きくします。湯たんぽ用のお湯もわかさなければいけません。

焚き火を囲んでの語らいの時間。普段言えないことも、炎を見つめながらだと言えてしまうのかもしれません。こんな時間が絆を深めてくれると思うのです。

23:00。さあ、湯たんぽを持って、それぞれのテントに入ります。小3のSくんはすぐに寝入ったようです。小6の3人はトランプをしながらおやつを食べて、UNOをして25時頃に寝ることにしました。

2日目。2月23日(日)6:20。小3のSくんと小6のRyuくんが起き出しました。寒いので火を着けます。

6:30。Yくんも起きてきました。

「雲が動いてる」

辺りは明るくなっていました。薄い雲が上空を割と速く動いていきます。

「そうだ!昨日の竿、見てこよう」

「あ!Yくんの竿、釣れてるよ!」

「じゃあ、食べるか。あ!凍っちゃった!」

そう。魚をまな板に置いておいたら凍っていました。

気温は-1℃くらい。

2日目の服(半袖半ズボン)に着替えてきたRyuくんが

「-1℃ってこんなもんか」

と言っています。いや、十分寒いと思いますが💦

「焚き木を拾ってくる」

7:30。「そろそろ朝ごはん作るか」。Riくんも起こして、朝食作りを始めます。

こちらも4人で手際よく「俺、玉ねぎ切るよ」「じゃあ俺、ニンジン」「ねぇ、ベーコン切って」と役割分担して進めています。

8:20。鶏がらスープの粉末を入れて、朝食の完成です。

おいしそうにできあがりました!

おいしいです!

朝食が終わったら、遊ぶ前に片付けをします。

9:20。あっという間に片付け終わりました。11時のキャンプ体験教室終了まではまだ1時間30分以上。たっぷり遊べます。

時間の経過と共に、気温も8℃くらいまで上がってきました。2月下旬の静岡は、春がもうそこまで来ているようです。

今回のこのキャンプ体験教室で子どもたちが何を学んだのか?それはわかりません。

しかし、自然の中で、自分たちで寝る場所を確保して、自分たちで食事をつくり、自分たちで暖をとって、一晩を過ごすことができたことが自分への自信につながって欲しいと思います。

そして自然や自分たちの地域への愛着が育ってくれたら嬉しいです。

暖房の効いた車から、暖房の効いた室内へ移る生活ばかりではなく、2月の自然の中へも飛び出してみませんか!

さぁ、次回は2025年3月22日(土)-23日(日)わっぱざわ親水公園で予定しています。杉花粉が飛んでいる時期ですが、だいぶ暖かくなっていると思います。春のエネルギーをいっぱいに感じられるひだまりキャンプ体験教室2503に参加してみませんか!

次回、ひだまりキャンプ体験教室2503の詳細&申込み

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