2025年5月3日(土)〜5日(月)にわっぱざわ親水公園を会場としてひだまりキャンプ体験教室2505を開催しました。

今回は2泊3日、1泊2日、日帰り、親子、ボランティアなどいろいろな参加の仕方で総勢18人が参加してくれました。

【1日目】5月3日(土)14:00

さっそくテントを立て始めます。彼らは何度も来てる常連さん。「じゃあ、この場所にして」と指示したら、「はぁい。分かりました!」とさっそく取り掛かりました。

こちらは今回が3回目参加のHくんと、初参加のRくん。「ねぇ、これでいいんだっけ?」と確認しながら進めています。

10分もかからずにテントが張れました。マットと寝袋を運び込んで、寝床を作ります。

寝床が確保できたら、さっそく川遊び。水に足を入れたら・・・「冷た!」

「おい!やめろ!水かけんな!」

「あ!魚いる!」

「寒、寒!」

「ねぇ、火着けていい?」

「いいよ」

火をおこして暖をとります。

「ねぇ、ベロに色着いてる?」

「うわぁ、すっごい緑!」

持参したおやつを食べています。

川の水は冷たかったので、みんなが火の周りに集まってきます。

「ねぇ、サワガニ食おうぜ!先生、油ある?」

「あるよ」

そう。ひだまりキャンプ体験教室では釣った魚や捕まえたサワガニは食べます。むしろ、食べないなら捕まえなければいいとさえ思っています。

「ねぇ、薪割りしてもいい?」

「いいよ」

「よし!やろうぜ!」

常連の子どもたちにとっては毎度の遊びです。

初参加のRくんも薪割りやってみます。

「ねぇ、今何時?」

「お、5時」

「夕飯作っていい?」

「いいよ」

「よぉし!」

「はいはい!ぼく、お米研ぐ」

「俺も俺も!」

子どもたちはやる気満々!進んで自分から役割を買って出ます。

普段の家庭の生活では、なかなか子どもに調理を手伝わせる余裕がなかったり、お手伝いをやって欲しくてもゲームに気を取られていたり。

でも、キャンプ体験教室に来ると、やりたがる子がほとんどです。

今日は常連さんが多くて、明日は初参加さんが多いので、今夜のメインは豚汁。明日を定番のカレーにします。

「ねぇ、ニンジン終わった。他にやることない?」

「玉ねぎはさ、最初に半分に切るか」

「お!火が大きくなった!」

そうそう。上手上手。じゃんじゃん火を燃やしてね!

「水入れるよ。どのくらい?」

「カレーじゃなくて、豚汁だからたっぷりでいいよ」

「ストップって言ってね」

「よし、火にのせよう!」

「あ!ご飯の蓋が上がってる!」

ご飯の炊き上がりは湯気のにおいをかいで、ちょっと焦げたにおいがした時です。

「ホントだ!ちょっと焦げてるにおい!」

「ねぇ、豚汁できた!」

「仕上げにネギを入れて!」

「おお!ご飯ふかふか!」

「うまそう!」

自分の分は自分でよそって、

「早く食べよ!」

18:15。

『いただきまーす!!』

つやつや白飯に具だくさん豚汁です!

「うま!」

「めっちゃうまい!」

「いぇ〜い!」

「最高!」

自分たちで作ったから。自然の中で食べるから。友達と一緒だから。いろんなものが相まって、食事が最幸の時間になっています。

家族参加のTomoちゃんファミリーも久しぶりのアウトドアディナーです。幼き焚き火ストNanaくんも小学1年生になりました。

18:50。少し薄暗くなってきました。

空手を習っているという二人。それぞれ別の道場ですが、型を見せてくれました。

食事の後はマシュマロタイム。

マシュマロを火であぶって、溶かしたチョコをつけて。

「あ、燃えてる!」

「フッて吹いて消しな!」

19:30。テントの中でのおやつタイム。

「先生、ほら!タバコ!」

そんな大人の仕草を真似したりしますよね。

20:50。滋賀県からボランティアでHariくんが駆けつけてくれました。この日最後のイベントは花火です。

「テント立て」「川遊び」「焚き火」「薪割り」「飯盒炊爨」「マシュマロ」「花火」楽しさ満載の一日でした。

ひだまりキャンプ体験教室は「何時までに寝ましょう」という決まりはありません。なんなら朝まで起きていてもかまいません。

それでも今回はゴールデンウィークでわっぱざわ親水公園は他のキャンプグループさんでいっぱいなので、

「9時を過ぎたら大きな声は出さない」

「11時を過ぎたらヒソヒソ声で」

と指示をしました。

22:00。夜の川に入ったり、走らない鬼ごっこをしたりして過ごしましたが、23時くらいから何人か寝始めて、25時にはテントの中も静かになりました。

【2日目】5月4日(日)朝4:50。

雨の音で、慌てて荷物をブルーシートで覆いました。通り雨で10分ほどでやみました。

6:00。テントから子どもたちが出てきました。昨日捕まえたサワガニやカナヘビの様子を観察します。

朝の気温は12℃くらい。しかし、昼間が25℃くらいあるので、とても寒く感じます。

「寒い!寒い!」

と、さっそく火を着けました。

6:15。みんな起きてきました。寒いから火に集まってきます。

「あ、薪割りしよう」

これも体が温まるよい方法ですね!

7:10。まだ全員が起きていないので、朝食の前にポップコーンを作ることに。

「あ!下がこげてる」

「でも、上の方はうまいよ!」

7:30。全員がそろったので、朝食作りを開始します。

野菜たっぷりのスープも作ります。

食パンに溶き卵と砂糖を染み込ませてフレンチトーストを作ったり、

オムレツを作ったり。ある材料を使って、自由に工夫して作っています。

8:40。さあ、朝食ができました。

『いただきま〜す!』

ゆで卵をタルタルにしたり。充実の朝食です!

ボランティアのHariくんがホットミルクにしたら「俺も!」「俺も!」とみんな牛乳を温め出しました。

9:20。朝食が終わったら、売店のおじさんに教えてもらった場所でサワガニ探し。

更に、魚や水生昆虫を探しに。

10:00。そうこうしていると、2日目日帰り参加のSくんとお父さんが到着しました。

Sくんはさっそく川遊びへ。

お父さんは近々、資格試験があるそうで、参考書を持参しています。

木陰での勉強も気持ちがいいかもしれませんが、本来なら気兼ねなく自然を楽しみたいですよね💦

Hariくんが砂糖を水に溶かして火にかけて、飴作りを教えてくれました。

「甘〜い!」

11:30。気温はだいぶ高くなってきましたが、川の水は冷たいです!

12:00。ひだまりキャンプ体験教室はめったに2泊3日はやらないので、珍しい昼食作りです。

4歳にしてひだまりキャンプ体験教室3回目のRちゃんも加わって、塩ラーメンを作ります。

チャーシューとメンマ、小口ネギを載っけたら完成です。

「ラーメン、うまぁ!」

5月3日〜4日の1泊2日の子たちは帰ります。

「またね!」

「おう!またね!」

ひだまりキャンプ体験教室は、本当に「またね」と出会う、リピート率の高いイベントです。

昼食を食べ終わったら、また川遊び。

体が冷えたらまた焚き火を繰り返しました。

14:00。5/4-5で1泊参加の子たちが来ました。

こちらはお友達同士で誘い合って参加した小学2年生の女子チーム。

この子たちを誘ってくれたAくんとIくんもテント立てを手伝います。

なかなか大きなテントなので、みんなが手伝って立てました。

テントが立ったら、マットと寝袋を敷いて、寝床を確保します。

そして、着替えて川遊びへ。

「キャー!冷たい!」

「やばい!やばい!」

「ちょー冷たい!」

「えー、滝になってるだ?」

「下りていってもいいだって」

女の子たちはわっぱざわ親水公園も初めてだそうで、どんどん川を探検しました。

16:45。

「ねぇねぇ、今何時?」

「4時45分」

「ねぇ、もう夕飯作っていい?」

「みんなが作りたいならいいよ」

「ねぇ!みんな、夕飯作ろうよ!」

ということで、夕飯作りが始まりました。

こちらは小2女子チーム。子どもだけでのキャンプは初めてです。

こちらは常連さんチーム。4歳のRちゃんもやる気満々です。

「ねぇ、ねぇ、ニンジンの切り方ってこれでいい?」

「うん。いいんじゃない」

「私、お家でもお米研いでるよ!」

「すごいね!」

4歳のRちゃんも一人で包丁を使ってじゃがいもを切っています。

「チャッカマン、かたい!」

「俺がやってやろうか!」

「カレー粉入れたい?」

「うん!」

煙が目にしみても、頑張って入れました。

こちらもニンジンが軟らかくなったので、カレー粉入れます。

さぁ、カレーライスが完成しました!自分の分は自分でよそいます。

「ねぇ、ちゃんと並ぼう!」

「いただきまーす!」

「いぇ〜い!」

「あつ!」

「うま!」

「いぇ〜い!」

「おいしぃ!」

「大成功!」

自分たちの力で作ったカレーは格別です。

「いぇ〜い!」

「おいしいで〜す!」

ひだまり教室のスタッフだったHIさんもボランティアで来てくれました。

「え?きみたち焼津?」

「うん!」

「そう。俺も焼津!」

18:30。カレーの後は今日もマシュマロタイム。

Sくんのお父さんもマシュマロにチョコをディップして、

「あ、おいしい!」

そう。たまに食べるとおいしいですよね!

Rちゃんもマシュマロタイム。

18:40。マシュマロを食べ終わったけれど、辺りは明るくて花火にはまだ早い感じ。

「花火は7時半からにするから」

「はぁい!じゃあ、薪割りしてていい?」

「いいよぉ!」

19:30。お待ちかねの花火タイム。

「私、花火ちょっと怖い!」

そう。火との付き合い方に慣れることも、ひだまりキャンプ体験教室のねらいです。

「Rちゃん、火分けてあげるね」

「俺の花火、長い!」

「俺のも!」

19:45。花火が終了して、子どもたちは遊びに散っていきました。

大人が残って焚き火をしています。

「寒くなりましたね」

「寒いっすね」

「でも、焚き火っていいですよね」

「いいっすね!」笑

この日、女の子たちのテントは21時頃、男の子たちのテントは23時頃には静かになりました。

【3日目】5月5日(月)朝5:20

子どもたちがテントから出てきました。寒いそうです。気温は12℃。

6:00。火の周りに子どもたちが集まってきました。ちょっとリクエストしてピースいただきました。

6:30。さてさて、そろそろ朝食を作り始めましょうか。

「ねぇ、ニンジンってこれくらい?」

「いいね!」

「コマツナ切った。寒い。」

「R、切ったニンジンを鍋に入れて」

11人の子どもたちが4-3-4の3チームに分かれて朝食作りをしました。大人は手出ししません。子どもたちで楽しみながら作りました。

7:40。みんなおいしい朝食ができました!

ね、おいしそうでしょ?

8:50。自分の食器は自分で洗います。

自分たちが使ったテントも自分たちでしまいます。

袋に詰めるのは大変ですが、協力してやりました。

こちらも4人で力を合わせてお片付けです。

テントをたたんで、空気を抜いて、

重なっちゃいました!

9:30。片付けを先に終わらせたら11時まで自由時間。こちらは捕まえたサワガニを唐揚げに。

リヤカーも遊び道具に。

さぁ、このキャンプ体験教室で子どもたちが何を学んだのか、それは分かりません。

でも、自然の中に体を浸して、五感をフルに働かせ、喜び、驚き、楽しんで、思い出の1ページに残ってくれたら嬉しいです。

キャンプの荷物の準備をして、ゴールデンウィーク中の大切な時間に子どもを送り出してくれたご家族の皆様、ありがとうございました。

ボランティアでお手伝いしてくれた方々、ありがとうございました。

マシュマロを寄付してくれた方、ありがとうございました。

皆様の支えによりひだまりキャンプ体験教室は開催することができています。

子どもたちにどうやって豊かな体験を届けるか。その活動の一環として2020年7月から始めた「ひだまりキャンプ体験教室」は、6年間で46回計画して35回実施し、子どもたちがのべ282人(1回平均8.1人)参加し、大人はのべ110人(1回平均3.1人)、スタッフ&ボランティアはのべ85人(1回平均2.4人)参加してくれました。

これからも続けていきたいと思いますので、お友達を誘っての参加や、支援をよろしくお願いします!

前回、ひだまりキャンプ体験教室2503のブログ

次回、ひだまりキャンプ体験教室2507は2025年7月19日(土)-20日(日)に開催します!

ひだまりキャンプ体験教室2505を開催しました!」への2件のフィードバック

  1. 素敵な体験ありがとうございました!!子どもたちは帰りの車でマシンガントーク!!
    自分たちでやったことに自信もつけたようで、あの後カレーを2人だけで作ってくれました!
    まず洗うよ!何人分?それならジャガイモはなんこだよ!!と、

    家だと手が出てしまうことも、自分たちで協力しながらできて安心して送り出すことができる環境があったこともとても感謝してます!!
    また行きたい!と子どもたちはとても楽しみにしてます!!

    1. このたびはひだまりキャンプ体験教室にお子さんを送り出していただき、ありがとうございました!
      美しい自然の中で、友達と川遊びをし、食事を作り、花火を楽しみ、テントで寝るという楽しい体験ができてよかったと思います!
      そして、お家でも、子ども達だけでのカレー作り、素晴らしいです!
      この体験がこれからのいろんな活動にチャレンジするきっかけになったら嬉しいです!

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