2023年9月16日(土)-17日(日)に、キャンプ体験教室2309を開催しました。
今回は6家族(子ども10人、大人7人)の17人にスタッフは私と里帰り中の次女の2人。
前日は雷付きの夕立ちがあったのでお天気を心配しましたが、この期間中は雨に降られることなく実施することができました!
キャンプ体験教室2307-1に参加してくれた3家族さんが、さらに3家族さんを誘ってくれて、早々と定員に達して〆切らせていただいていました。
午後2時。皆さんが集合してさっそくテントの設営から。大人が袋からテントを出そうとしていたので、
松浦「あ、大人はあんまり手を出さないでくださいよぉ〜。」
そうです。大人って、ついついやってしまうんですよね。でも、そこで立ち止まってください。子どもたちが動き出すまで。
子どもたちもやってみたいのです。上の写真のように、ペグを打ち込むのも。できるかできないかは、やってみなければわかりません。子どもたちができないことだけ、ちょっと手伝います。
さぁ、子どもたちの力でテントが立ちました!
そして、お待ちかねの川遊びです。水量も増えておらず、透明度もバッチリ。
この日も34℃超えの気温でしたが、ひんやりと冷たい川の水の中で、子どもたちはどんどんと進んていきます!
全力で遊ぶ!大切なことです。
「ねぇ、ちょっと寒くなったから、火をつけてもいい?」
子どもたちにとっては、焚き火も楽しみなことの一つです。
大人が「今から川遊びですよ」「今から焚き火ですよ」なんて決めません。子どもたちの「やりたい!」が実現できるようにサポートします。
午後4時。そろそろ川の中で遊ぶ人が少なくなったので、これも子どもたちの楽しみの一つ「魚釣り」を始めます。
1.5mくらいの竿に、浮きと針とミミズというシンプルな仕掛けで、ヨシノボリが面白いように釣れます。
午後5時。さぁ、夕飯作りを始めます。次女が写真を撮ってくれたので、珍しく私(松浦)の映った写真です。飯盒でのご飯炊きの説明をしました。
「お米4合を飯盒に入れて、3回洗って、内側の線まで水を入れてください」
さあ、子どもたちで調理開始です。大人は手を出さずに、遠巻きに見守ってくださいね。
子どもは、他の子のやっている様子を見て学んでいます。だから、時には家族だけじゃなく、他の子どもと一緒に作業する経験を提供したいのです。
煙が目と喉にしみるからと、ゴーグルとマスクで防御しているそうです。
この時、いろんな子がいます。どんどんと野菜を切ったりお水を入れたりして動く子と、それを見守ることが多い子と。私は役割を割り振ったりはしません。でも、どこかで誰もが活躍できたり主体的に動いたりするチャンスを探しています。
実はこの時、もう一つ別のプロジェクトが発動していました。それは「味噌汁プロジェクト」
2307-1に参加した子どもたちはカレーライス作りを経験していましたので、今回の夕飯はどうしたいか?聞いてもらいました。「前回のカレーがおいしかったから、今回も同じでよい」という回答でしたが、Aくんは「お味噌汁を作りたい」と言ったそうです。
では、お味噌汁を作ってもらいましょう。
エノキをほぐして、乾燥ワカメを水につけ、とうふを切って、お味噌を溶きました。
お味噌汁の味見です。「おいしい」そうです。この顔を見ればわかりますね!
18:30。さぁ、夕飯の完成です。カレーライスに野菜サラダとフランクフルト。そして、前回はなかったお味噌汁です。
松浦「味はどう?」
子どもたち『超おいしい!』
今回も美味しくできました。カレーライスを3杯おかわりした子、お味噌汁を3杯おかわりした子。
外で友達と一緒に食べる自分たちで作った夕飯。
この幸せな時間の積み重ねが、豊かな人生につながると信じています。
ちなみに、大人は大人同士でアウトドアクッキング。自分たちで食材を持ち込んで、こちらも楽しんでいらっしゃいました!
こちらは再び子どもたち。昼間に釣ったヨシノボリを唐揚げにしています。
前回のブログにも書きましたが、私達人間は他の生き物の命を食べることで生きています。さっきまで生きていた魚を食べる。一見、残酷なようですが、命を奪うということを誰かがしてくれています。自分で命を奪って食べるという経験も大切だと思っています。
夕飯の後はマシュマロタイム。
割り箸に刺したマシュマロを炎であぶって、ミルクチョコレートをディップして食べます!
『超うまい!』
デザートの後は花火タイム。
楽しく遊びながら、炎との距離感を学んでいます。
やけどしないかな?大丈夫かな?ママもちょっと心配しながら。しかし、子どもとの距離を保ちながら見守ります。
午後8時。私の用意したプログラムは終了です。後は歯磨きをしたら自由時間です。
子どもたちは、テントの中でカードゲームを始めました。
「暑い!」って言いながら💦
大人が「暑いなら、外のテーブルでやれば?」と言うのですが、
「いいの!」とのこと。
テントの中という特別感がいいのかもしれませんね!
この日、初めて会った子もいたのですが、すっかり仲良くなりました!
午後10時。テントから出てきて、焚き火を始めました。
子ども「薪を燃やしてもいい?」
松浦「明日の朝の分がなくなるからダメ。枝を拾ってくれば?」
子ども『よし!枝を探してこよう!』
子ども「ねぇ、何時まで起きてていい?」
松浦「別に何時でもいいよ」
子ども「え?ホント?じゃぁ、寝ないでずっと起きててもいいの?」
松浦「どうぞ、ご自由に」
このキャンプでは何時までに寝なければいけないも決めません。
ずっと起きていられるのか、ずっと起きていたら翌日どうなるのか、やってみたらいいと思っています。
ですから、私はキャンプ体験教室は3連休の前半2日か、長期休みにしか開催しません。そして、2日目の午前11時で終了にしています。
どうか、2日目の午後は、子どもたちが昼寝をしてゆっくり休養をとれるようにしてご参加ください。
ちなみに、この日はねばっていた子も午前2時に限界がきて、全員が眠りにつきました。
2日目は、子どもたちの起き出しはちょっと遅め。午前7時くらいにテントら出てきました。
終了は午前11時と決まっていますが、後は決めていません。朝食を作って、川遊びして、片付ける。それができればいいので、子どもを急かすこともありません。のんびり、ゆったりと子どもたちのペースで進めます。
さぁ、朝ごはんづくりです。人数の都合で2グループに分かれてもらいましたが、一晩過ごして仲良くなったので、昨夜のカレー作りとは違うメンバー構成になりました。
Kくん「オレ、玉ねぎ切る」
Aくん「ぼく、ニンジン」
Kくん「Sくんはコマツナ切って」
大人が「役割分担してね」なんて言わなくても、子どもたちで役割分担しています。もしも、役割が一部の子に偏っていた時だけ大人は声をかけます。
ニンジンがなかなかやわらかくならなくて、
「まだ?お腹すいた」
と、子どもたち。でも、これも経験。次は薄く切ろうとか、ニンジンを入れるのはやめようとか、この次につながるはずです。
朝食はロールパン、ウインナー、ゆで卵、サラダとチキンコンソメスープ。
「ほら。パンにウインナーはさんだ!」
朝食の後は川遊び。
豊かな自然の中で、ゆっくりと時間が流れていきます。
10:30。さぁ、片付けです。大人はちょっぴり手伝いますが、子どもたちで頑張って最後までやり切りました。
キャンプ体験教室2307-1の後、家族でキャンプ道具を購入して、今回それを初張りしてくれたご家族もありました。
キャンプには、子どもたちにとって大切な経験が詰まっています。このキャンプ体験教室をきっかけに、子どもたちとキャンプに出かける人が増えて欲しいと願っています。
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