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童子沢(わっぱざわ)親水(しんすい)公園(こうえん)で遊ぼう!

おとなしい子を求めていませんか?

おとなしくて、大人の言うことをよく聞く子の方が大人は楽です。特に、学校は子どもを掌握(しょうあく)して落ち着かせている先生の方が指導力があると思われがちです。子どもを掌握していれば授業は効率的に進みますし、子どもたち同士のトラブルも少ないです。子どもを掌握できない先生も困りますが、しかし、押さえつけているばかりの先生も困ります。

家庭でも、おとなしい子の方が楽です。他の人に迷惑はかけませんし、親の手もかかりません。

でも、それだけでは子どもは育ちません。

ドキドキ・ワクワク体験

子どもには、ドキドキ・ワクワク体験が必要です。ドキドキする体験で、子どもは安全か危険かを学びます。

例えば、川の中で石を飛び越える時、飛べるか飛べないかドキドキします。距離は遠過ぎないか?自分のジャンプ力でいけるか?届いたとして、向こうの石の上で止まれるか?そのドキドキと葛藤(かっとう)()て、飛ぶか飛ばないか決めるのです。成功すれば「やった!やるじゃん、自分!」という自信になります。失敗しても「あぁ、もう少し!態勢(たいせい)がよければ成功(せいこう)したかも。」「いや、ちょっと無理だった。他を回ればよかった。」などの学びがあります。

しかし、大人がそれを邪魔(じゃま)していませんか?「(あぶ)ないよ。やめな。」「ほら、ダメだって言ったじゃない。」これは、子どもの成長する芽を大人が()んでしまっているのです。

ワクワク体験は子どもの感性や思考力を育てます。

「お!魚がいた!(つか)まえてやる!」「おい!そっちへ行ったぞ。()がすな!」子どもたちはどうやったら魚が捕まえられるか、一生懸命考えます。

それを大人がタモを持って行って捕まえてはいけません。子どもが「タモを()して」と言ってきたら渡していいですが、大人は我慢(がまん)して見守ります。子どもが簡単に(あきら)めそうになった時だけ、「タモあるよ」と声をかけます。

心の解放(かいほう)

心の解放は大切です。皆さんはこの頃、心から笑ったり、(うれ)しかったりしたことはありますか?

大人も子どもも、心を()(ころ)して生活しています。でも、心を解放して、大笑いしたり、ドキドキしたりすることはとても大切です。ましてや、子どもにとっては、ワーワー!キャーキャー!と心を解放してさわぎまわることは絶対に必要なことです。

最近、あなたのお子さんは、心を解放して、本当に楽しむ時間が持てていますか?

童子沢(わっぱざわ)素敵(すてき)な公園!

この頃、世間はキャンプブームで、童子沢親水公園は「無料でキャンプができる」として人気があります。

確かに「無料」という魅力(みりょく)はありますが、それ以上にたくさんの魅力があります。

童子沢川(わっぱざわがわ)」は小さな子が川に(した)しむのには、もってこいです。水深が浅いので、安心して遊ぶことができます。自然の川ですから、サワガニやハゼ、ドジョウなどの生き物がいます。しかも、ホタルが生息するほど水がきれいなので、川の中が見えます。子どもたちの好奇心(こうきしん)をかき立ててくれることでしょう。また、夜はカジカガエルの鳴き声が聞こえると思います。

また、「童子(わっぱ)(もり)」にはたくさんの種類(しゅるい)樹木(じゅもく)があります。童子の森はかつて、薪炭林(しんたんりん)(まき)(すみ)にする木を得るための林)でした。ですから、杉を植林(しょくりん)せずに広葉樹(こうようじゅ)が残されたところがあるのです。いろいろな広葉樹の葉っぱを拾い集めたり、落ちている面白い形の枝を拾ったりするのも楽しいと思います。子どもは拾った枝を剣にしたり弓にしたり(つえ)にしたり。想像力を広げて遊ぶかもしれません。今年からの2年生の国語の教科書に「サルスベリの木」が出てきました。「サルスベリの木」を探してみるのもいいですね!

これは冬に企画(きかく)していますが、童子沢川は「川のはじまりの最初の一滴(いってき)」を見ることができます。上流に向かって2時間ほど登っていくと、川のはじまりを見ることができます。しかし、「探検」は冬をお勧めします。夏はヘビが出るかもしれませんし、熱中症の心配もあります。冬になったら、川のはじまりを見に行きましょう!

今回のキャンプ体験教室に参加しなくても、ぜひ、童子沢親水公園でキャンプをしてみてください!

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