
2025年7月19日(土)-20日(日)に、わっぱざわ親水公園でひだまりキャンプ体験教室を開催しました!
子ども14人、大人1人、ボランティア1人、そして私の総勢17人が参加しました。

7/19(土)14:00。参加者が集まってきました。さぁ、自分たちでテントを立てます。参加2回目のZくんは、いとこのMちゃんが関西から静岡に遊びに来てくれたタイミングで一緒にキャンプです。Mちゃんはキャンプ初体験。

こちらは父子参加のAさん。前回は日帰り参加だったので、今回は宿泊に挑戦。ご家庭で眠っていたテントを久しぶりに出してきたそうです。

こちらは参加2回目の小学2年生の女子チーム。テントのポールを家に忘れてしまうというトラブルがありましたが、遊んで待って、届いたタイミングで「待ってました!」とばかりに嬉々としてテントを組み立てました。

寝所を確保したら自由時間。子どもたちは水着に着替えてさっそく川遊び。

ひだまりキャンプ数回目の子どもは釣り道具を持参して岩陰に釣り針を落とします。

わっぱざわ川はヨシノボリ(ハゼ)、アブラハヤ、オイカワなどの小魚や、サワガニ、カジカガエル、モリアオガエルなどが生息しています。
数年前にモクズガニを捕まえましたが、今回も「どデカいカニがいた!」と子どもが目撃しました。岩陰にもぐり込まれて捕獲までにはいたりませんでしたが、子どもたちは大興奮でした!

釣りのエサはミミズだけじゃなく、バッタを針に付けても釣れました。

10cmくらいのオイカワが釣れました!

川遊びを終えた子どもたちが「焚き火してもいい?」と言うので「どうぞ」と。

斧をハンマーで叩いて、薪割りもしています。

「オレにもやらせて!」子どもたちは好奇心いっぱいです。

お!また魚が釣れました!

17時。さぁ、夕飯のカレーライスを作り始めましょう!
今回初参加の5歳のKくんも、お兄ちゃんがサポートしてくれながらの調理です。

さぁ、こちらも力を合わせての調理です。5歳のIくんはカレー粉係?
「ねぇ、Iくんにも何かやらせてあげてね」

「私たち、家でも料理してるから!」
では、大人の分も作ってください。なるべくおいしくね!笑

「お米といでくれる人?」
「ハイ!」「ハイ!」「ハイ!」
「じゃあ、ジャンケンね!」
家ではなかなかやりたがらない?やりたくてもチャンスがない?かもしれませんが、ここではやりたい子がたくさんです。

飯盒とカレーの鍋が火にかけられました。落ちていた竹の棒を火吹棒にしています。
「酸素が送られると、火が勢いを増す」
理科で習うことですが、その実体験があるかどうか。「テストに出るから、暗記しなさい」ではなく、「火が強くないと、ご飯が炊けないから」という必要があるから身に付くと思うのです。

「ねぇ、もう煮えた?」
「ところで、何してるの?」
「ん?かまど作ってるの!」
子どもは自由です!笑

18:05。さぁ、夕飯ができました。ご飯も上手に炊けたようです。

このグループはお水が多くて、ちょっとジャバジャバになってしまいましたが、それも経験ですね!

さぁ、全員のカレーライスがよそえました。
『いただきま〜す!』

『うま〜!』「メッチャうまい!」

「いや〜、キャンプで食べるカレーって、なんでこんなにおいしいんでしょうね!」
私もそう思います!

飯盒のご飯もあっという間に底が見えてきました。コゲが少なく、とても上手に炊けていたことがわかりました。

19:15。辺りは暗くなってきました。マシュマロを食べましょう。

マシュマロを串に刺して、焚き火であぶって。
『おいしい!』

19:35。花火タイムです。今回は吹き出し花火を持って来てくれた子がいたので、最初にみんなで鑑賞しました。
想像を上回る吹き出しと広がりで、テンションが上がりました。

次は一人一人が花火を持って楽しみます。
たかが遊びかもしれませんが、これが将来、マグネシウムやナトリウムの炎色反応への興味につながるかもしれません。

19:40。花火をもって今日のプログラムは終了です。あとは自由時間。

こちらは上半身裸になってトレーニングを始めました。違う学校から来ている子どもたちが、このキャンプを通して仲良くなっています。

2025年7月20日(日)キャンプ2日目。
朝4:30でこの明るさです。子どもたちが起き出してきました。暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。自然のリズムに沿った生活って大事かもしれません。
「寒い。火をつけてもいい?」
「いいよ」
気温はおよそ20℃。前日が34℃くらいでしたから、肌寒く感じます。

6:00。子どもたちがたくさん起きてきました。さぁ、そろそろ朝食を作り始めましょうか。

朝食も自分たちで作ります。サニーレタスとミニトマトを分けています。

さぁ、人任せにしないで、自分から動いてくださいよ。力を合わせないと、いつまでもできないよ。

こちらのグループは野菜スープに鶏ガラスープの粉末を入れて、そろそろ完成です。

フランクフルトも焼いた方がおいしいよね。

ロールパンも焼いて、朝食の完成です。
『いただきまーす!』

「できました!」

『おいしいで〜す!』

ゆで卵の殻は自分でむいてね。

8:00。朝食が終わったら、自由時間の前にテントと荷物を片付けます。
大きなテントも力を合わせてたたみます。

2人用のテントも2人でたたみます。

8:30。片付けも終わって、お待ちかねの自由時間です。子どもたちはさっそく川遊びへ!
この頃は28℃くらいになっていました。

Aさんが太陽光を集めて火がつけられるという鏡を手に入れてきました。
光が中央の杉っ葉に集まるように調整すると、杉っ葉が赤くなっています。燃えてはいますが、炎は上がりません。
「なかなか難しいなぁ」

なんと!18cmくらいのオイカワが釣れました!
「これって食べられますか?」
はい!食べられます!寄生虫の心配があるので、ちゃんと熱を通して食べてくださいね。

10:30。着替え用に残しておいたテントをたたみます。あとはお家の人のお迎えを待つばかり。
以上でひだまりキャンプ体験教室の全プログラムが終了です。
真夏の親水公園で川遊びをし、カマキリを捕まえ、焚き火で調理をし、夜の花火を楽しみ、一緒に参加した他学校の子たちと仲良くなりました。
このキャンプから子どもたちが何を学んだのか、それはわかりません。
でも、この体験の一つ一つが楽しかったこととして心に残り、毎日を心豊かに生活していく糧になってくれたら嬉しいです。
【集計】
この頃、ひだまりキャンプ体験教室の活動を集計する機会がありましたので、ちょっと載せておきます。
ひだまりキャンプ体験教室は2020年7月23日から始まりました。

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

2025年度

2020年7月から2025年7月までの合計

2020年7月から2025年7月までの6年間で、ひだまりキャンプ体験教室を47回計画し、36回実施しました。主に3連休の前半2日と夏休み、冬休み、春休みに実施してきました。
その間、参加した子どもたちはのべ296人。1回平均にすると8.2人になりました。
大人の参加はのべ111人。1回平均3.1人です。ボランティアさんやスタッフは87人。1回平均2.4人でした。
ひだまりキャンプ体験教室は年齢制限も学区制限もしていませんので、子どもでも大人でも誰でも参加することができます。家族で参加することもできますし、子どもだけを送り出すこともできます。
ひだまりキャンプ体験教室は、リピーターの子どもがとても多いですが、参加するたびに初参加の友達を誘ってくる子が多くいて、島田市だけでなく、藤枝市・焼津市・静岡市・掛川市・袋井市などから参加してくれています。今回は大阪からの参加もありました。
2025年は上記のように予定していますので、ぜひ参加してください。
「誰でも」参加いただけます!
次回、ひだまりキャンプ体験教室2508は2025年8月23日(土)-24日(日)に開催予定です。