学習内容削減の試みは20年前に行われていた
現状では午前中に授業を5時間やるという苦しい選択をせざるを得ませんが、子どもファーストで考えるなら、学習内容を減らすべきだと思います。
この学習内容を減らす試みは、実は20年前に行われました。
2000年の学習指導要録改訂により始まった「総合的な学習の時間」。そして、今でもたびたび批判的に語られる「ゆとり教育」です。
それまでの受験一辺倒の画一的な詰め込み教育を転換し、各人が自分で追究したいことを決めて取り組む「総合的な学習の時間」が導入されました。そして、各人が自分自身の興味関心や生き方と向き合える時間的な「ゆとり」が必要だ、と言われたのです。
今現在も「総合的な学習の時間」は存在します。しかし、配当時数は減りましたし、教員の関心も減りました。場合によっては、他の足りていない教科や行事練習の時間に使われていたりします。
しかし、私は今こそ「総合的な学習の時間」が見直されるべきだと思います。
なぜなら、今、求められている「主体的・対話的で深い学び」や「教科横断的な学習」、「STEAM学習」、「実生活に生きてはたらく力」などは「総合的な学習の時間」でこそ実現できると思うからです。
※個人的な見解です。
※一投稿を短くし、分かりやすくするために、詳細や例外は省いています。
※続編を書いていこうと思っています。