2020年12月13日(日)、諏訪原城探検ウォーキングを開催しました!
かなや観光ボランティアガイドの植野 修さんと大村 和夫さんに解説をしていただきながら、じっくり2時間の行程でした。
まずは諏訪原城ビジターセンターの駐車場に集合。
風がちょっと強かったですが、冬晴れの下、元気に出発です。
茶畑の向こうに、粟が岳の「茶」の文字が見えます。
惣曲輪です。見下ろしながら、その深さを実感します。人や馬が降りて登っていたのでは、敵から攻撃されてしまいますから、進撃のスピードが落ちる仕組みです。
二の曲輪中馬出に立っています。二の曲輪北馬出の門を突破しても、この細い通路で一列になったところを狙い撃たれたことでしょう。手前の橋は、敵が侵入して来たときには壊して渡れないようにすることになっていたそうです。
外堀を渡る通路です。みんなが立っている場所はかつて橋が架けられていました。ここも敵が侵入しようとしたら壊すことになっていました。敵が城に侵入してこないように、何重にも守っていたことがわかります。
外堀です。右と左で斜度が違うのがわかりますか?右は城の外側。攻めてきた敵が落ちるように垂直になっています。左は城の内側。落ちた敵にトドメを刺すために、人が降りていけるように斜めになっています。
二の曲輪には、兵士達の住居や武器庫などがあったそうです。本曲輪には城主の指揮所と物見櫓があったと言われています。
本曲輪からの景色です。島田市が一望でき、富士山や伊豆半島が見えます。
諏訪原城の東端。この城は美しい扇形をしており、ここはその要の場所です。背後は断崖絶壁で「後ろ堅固の城」のお手本のような城なのです。
内堀の中にあるカンカン井戸です。およそ10mの深さがあったそうです。遥か離れた南アルプスの山々から流れ来る地下水の圧力を受けて、水が湧き出していたそうです。
二の曲輪に戻ってきました。「この広い場所でキャンプしたら楽しいかもね」「この場所で鬼ごっこしたらいいんじゃない?」「戦ごっこでしょう。攻める側と守る側で戦えば、この城の意味がわかると思うよ」「宝探しなんてどう?紙(宝)を隠して、それを探してもらうの」。この城跡を活用するアイディアが湧き出してきました!
諏訪神社です。武田勝頼の母(信玄の妻)の出身地が諏訪だったようで、諏訪大明神を勧請したようです。
諏訪原城ビジターセンターに来ました。島田工業高校の生徒さんが作った諏訪原城の模型(ジオラマ)で、今、見学したことを復習します。
このジオラマは大変よくできていますが、遊び心も満載で、サッカー選手、ラグビー選手、足ガール(軽)もいますよ!
金谷地区にこんなに広大な城跡があることをご存知でしたか?ここは、武田勝頼が本気で縄張りを命じ、徳川家康がさらに手を加えて堅固にした戦略上、超重要な城なのです!
今回は、第1回目の諏訪原城探検でしたが、楽しいアイディアがたくさん湧いてきました。これから面白いイベントを企画していきますよ!
近所にたくさんカフェがあるのに驚きました。帰りに寄ってみましょう!
このイベントはふじのくに未来財団「静岡トヨタ自動車(株)ハイブリッド基金」の助成を受けて実施しました。