2020年11月21日(土)-22日(日)、第4弾となるキャンプ体験教室が童子沢(わっぱざわ)親水公園(しんすいこうえん)で開催されました。

初冬(しょとう)のキャンプに挑戦したのは、なんと!前回9月19-20日のキャンプに参加してくれたHaruくんファミリーとKotoちゃんファミリーでした!

主体的な学び

Haruくんたちは、インターネットなどで調べて、道具を追加購入(ついかこうにゅう)しての第2回目となるファミリーキャンプです。まずもって、ここに「主体的な学び」があります!

前回の経験を()まえ、どんな道具があったら便利そうか?他の人たちはどんな道具を使っているのか?寒さへの備えはどうすればいいのか?しかし、衝動買(しょうどうが)いに走らず、本当に必要なものを買い(そろ)えたい。

家族で熱心に、そして慎重に買い揃えて挑むファミリーキャンプです。

道具を降ろした後、お母さんが車を駐車場へ移動させている間、一人でテントを張り始めるHaruくん。百均で買い足したペグを打ち込もうとしたところ、石に当たったようでペグがぐにゃり。さっそく心折れそうになるHaruくんでしたが、お父さんがここでようやく登場。

「あきらめるな、Haru。」の言葉に(はげ)まされて、テントの場所を少し移動させて無事に張り終えることができました。

次はタープを設営します。以前から持っていたという「かんたんテント」のタープ。「これが使えるかどうか、やってみよう」とのこと。決して新しいものを買い急ぐのではなく、家にあるものが使えるのかどうかを試そうとする姿勢が素晴らしいです。

お父さん「Haru、お前が考えて立ててみろ。力を貸してほしいことがあったら、俺に指示をしろ。そうしたら力を貸してやる」

あくまでもHaruくんが主人公であることを伝えます。

前回の円形焚き火台に加えて、長方形の折り畳み焚き火台を新たに購入したもよう。「折り畳んだ状態で軽量コンパクト。広げれば家族3人にちょうどよいサイズ」が決め手だったそうです。

薪割りに挑戦

前回は「木炭(もくたん)」のみでしたが、今回は「(まき)」を購入してきました。「どのくらい必要かわからないけれど、とりあえず2束(ふたたば)」。

(なた)を使って薪割(まきわ)りにも挑戦です。

Haruくん「途中まで入ったけど、割れない!」

お父さん「(ふし)があるやつは割れにくいんだ。この節がないやつを割ってごらん。きっと気持ちよく割れるぞ。」

Haruくん「ホントだ!スパーンって割れた!気持ちいい!」

初めての薪割りも、お父さんのアドバイスと(ほど)よいサポートで、Haruくんにとって楽しい経験になっていきます。そして、この経験はいつかきっと、Haruくんから別の誰かに伝承(でんしょう)されていくはずなのです。

さあ、薪が割れました。次は火おこしです。新聞紙を丸めて、その周りに木炭を置き、ライターで火を着けようとします。

が、なかなか着きません。そうこうしているうちに、Kotoちゃんファミリーが到着です。

Kotoちゃんファミリーはスクリーンタープを選択したようです。お父さんと力を合わせての設営です。

次はガスランタンの準備。冬は暗くなるのが早いので、まずは明かりを確保しておくことがとても重要です。

着火は学びの宝庫

その頃、Haruくんはようやく着火。

しかし、ここに(いた)るまでにもたくさんの学びがありました。

まずは、ライターを選んだHaruくん。火を着けようとしますが、着きません。

「いいか。この(まわ)るところが火打(ひう)(いし)だ。ここを(まわ)すと火花(ひばな)()る。そして、このボタンがガスだ。()った火花(ひばな)にガスを(おく)るから火が着くんだ」というお父さんの説明。「ふ~ん」というHaruくん。そしてもう一度やってみたら火が着きました。初めは見様(みよう)見真似(みまね)でやっても着かなかったのですが、構造(こうぞう)を説明してもらってやったら着く。それこそが「教育」です。必要な時に、必要なことだけ。決して押し付けるのではなく、大切なことを控えめに。

ボタンを押すだけで着く「チャッカマン」もあったのですが、「ライター」を選んだHaruくんは、大切な学びをすることができました。

次は、丸めた新聞紙になかなか火が着かないHaruくんに、お父さんが、「新聞紙は(かた)く丸めちゃ火は着かないんだ。もっとふんわりとさせないと」。アドバイス通りにやってみると、着きました。しかし、木炭に火が()(うつ)らないうちに、新聞紙は()()きてしまいます。

お父さんの()()から、小さな(まき)火種(ひだね)をもらって、火吹(ひふ)(ぼう)で何度も吹きます。

「なあ、Haru。強く吹くと、新聞紙の(はい)()()がっちゃうんだ。優しく、長く息をフーーー…って吹いてごらん。その方が着くから。」というお父さんのアドバイスを受けてようやく木炭に火が移ったのでした。

Haruくん「あ~、疲れた。頭がくらくらする。」

しかし、Haruくんの顔は笑顔です。

ナイフでフェザースティックを作るKotoちゃん

その頃、Kotoちゃんは、ナイフを使って、木を(けず)っていました。「フェザースティック」(鳥の羽根のように削って火が着きやすくした木)を作っています。そう。キャンプ好きのお父さんと休日のたびに焚き火をしているKotoちゃんは、着火はすでにお手のものなのです。

2歳のNanaくんもお手伝い

さあ、2歳のNanaくんもお手伝いです。キャベツをむこうとしています。Kotoちゃんファミリーのメイン料理はポトフ。じゃがいも、にんじん、玉ねぎは家で切ってきましたが、キャベツはNanaくんの仕事です。

ダッチオーブンの中に入れて、Nanaくん、任務完了(にんむかんりょう)です!

ホウレンソウをゆでるHaruくん

Haruくんのアウトドア料理の一品目はホウレンソウ。「学校の家庭科で習ったから、やってみる」のだそうです。なんとも、けなげでかわいらしい。沸騰(ふっとう)したお湯に入れること約1分。ザルにとって、水をかけ、切り(そろ)えて、おかか(鰹節(かつおぶし))をかけて完成です。

Haruくんのメイン料理は「のっけオムライス」。DAISO(ダイソー)の500円メスティンで鶏肉(とりにく)入りのごはんを炊いて、()き卵をかけて再加熱するのだそうです。

のっけオムライス

キャンプでのご飯炊(はんた)きはなかなか難易度(なんいど)が高いのですが、前回は飯盒(はんごう)、今回はメスティンで上手に炊き上げることができました!

Haruくんパパはペペロンチーノ

Haruくんファミリーは「自分が食べたいものを、自分で作る」のが方針。お父さんは、私(松浦)のアウトドアレシピを見てペペロンチーノに挑戦してくれました。私は前もってそれを聞いていたので、家庭菜園の赤唐辛子(あかとうがらし)を提供しておきました。

DAISO(ダイソー)のスキレットでニンニクと赤唐辛子を(いた)め、()でたパスタと()えます。

(あざ)やかな手つきで本格的なペペロンチーノの完成です!

Kotoちゃんパパは自作のピザ(がま)

Kotoちゃんパパは鉄板を2枚重ねて自作のピザ(がま)に挑戦。上面(じょうめん)木炭(もくたん)を置いて、ピザをオーブン焼きにします。

後で「どうだった?」と聞いてみたところ、「キッチンペーパーが()げてしまって、改良(かいりょう)余地(よち)あり」だったそうです。Kotoちゃんパパの挑戦は、まだまだ続くことでしょう。

2日目の朝食はホットサンド

2日目の朝食はホットサンド作りに挑戦です。「自分の食べるものは自分で作る」の方針通り、Haruくんも自分で焼きました。見てください、このおいしそうな()げ色!中のとろけるチーズとハムもアツアツで、上手にできました!

Kotoちゃんファミリーもホットサンド

Kotoちゃんファミリーでテントに泊まったのはお父さんだけでしたが、再集合して、みんなそろって朝食です。昨夜のポトフの残りと、こちらもホットサンドの朝食でした。

後片づけは次回の課題に持ち越し

朝食の後は、ちょっと川遊び。その間にお父さんとお母さんは片づけです。本当はHaruくんにも片づけをやって欲しかったようですが、お父さんとお母さんはあまりきつくは言いませんでした。

「今回は川遊びをする時間があまりとれなかったから、遊ばせてあげよう」

「本当は片づけまでやってのキャンプだけれど、今回はかなりの活動を自分でがんばったから、片づけは次回の課題にとっておこう」

Haruくんのお父さんとお母さんはそんなことを考えていたのではないでしょうか。

午前11時。ほぼ予定時刻に片づけが完了。今回も無事にキャンプ体験教室を終了することができました。

ご紹介したように、キャンプ体験を通して、子どもも大人も主体的に学び、達成感を共有し、新たな課題をそれぞれが持つことができました。

Haruくんファミリーは、なんと、次週もキャンプを計画しています。Haruくんは次にどんな料理を作ろうか考えています。Haruくんパパはダッチオーブンを買うかどうか考えています。Haruくんママは快適(かいてき)居住空間(きょじゅうくうかん)作りについて考えています。

次週、どんな学びがあるか、楽しみです!

この事業はふじのくに未来財団「静岡トヨタ㈱ハイブリッド基金」の助成を受けて実施しました。

「ひだまりキャンプサークル」を結成(けっせい)します!

「キャンプ体験教室」をリピートしてくださる方から、何度も受講料をいただく(わけ)にいかないので、「ひだまりキャンプサークル」を結成します!

サークルの目的は、「キャンプ体験を通して楽しみながら学ぶ仲間作り」です。

参加資格は「キャンプ体験教室に参加したことがある人」か「会費1,000円を払った人(永年(えいねん))」です。

子どもがいる・いないは問いません。年齢も問いません。「放課後ひだまり教室」を受講していなくてもかまいません。居住地(きょじゅうち)も問いません。

ひだまりキャンプサークル員は、「キャンプ体験教室」に無料で参加することができます。ひだまりキャンプサークル員同士で情報交換(じょうほうこうかん)をします。また、ひだまりキャンプサークル独自のイベントを開催するかもしれません。

サークル員を募集します!関心のある方は、お問合せください!

キャンプ体験教室 第4弾が開催されました!」への2件のフィードバック

  1. 今回もお世話になりました。
    のっけオムライスの反省点がいくつかあったようで またリベンジしてくれると思います。改めて 家にあるガスコンロの凄さを知ったようですwww
    ダッチオーブンとタープは また家族会議で決めたいと思います。
    私たちが予想してたより寒くならなかったのと焚き火の暖かさを再確認しました。
    また機会があれば 我が家は時間が許す限り参加させていただきます。
    梅酒は 味わって来週のキャンプにも持っていきたいと思います。
    楽しい時間を ありがとうございました。

    1. Haruくんママさん、コメントありがとうございます!
      今回もご参加ありがとうございました。
      家族のコミュニケーションの楽しさに、こちらも楽しませていただきました!
      次回のファミキャン、楽しんでくださいね!
      ご報告、お待ちしています。

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