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2021年11月20日(土)-21日(日)、島田市の童子沢親水公園で、キャンプ体験教室の第11弾が開催されました。
これまでは新型コロナ感染症を警戒して家族単位のキャンプ教室を行ってきましたが、子どもは重症化のリスクが低いという見解を受けて、初めて子どもだけでの参加を解禁しました!
そして、当日集まってくれたのは、①小2、②小2、③年長、④年長、⑤3歳という女の子だけ5人と、2家族8人というメンバーでした!
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14時。まずは子ども4人がお母さんと一緒にやってきました。キャンプ道具を運び込みます。
女の子「ねぇ、お母さん、これ、袋から出ない!」
お母さん「何?どれ?」
私(松浦)「ちょっと待った!今日は子どもだけで頑張る約束だよね。それをお母さんに頼っちゃダメ!」
お母さん方には車を荷物降ろし場から駐車場に移動してもらうことにして、子どもだけで準備を始めてもらいました。
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すると、子どもたちは「えぇ~」と言いながらも、自分たちでテントの袋を開けて、骨組みを伸ばし始めます。3歳のKuちゃんもイスを運び出しました。
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今回はKさんご家族のテントを1つ張るそうです。持ち主のFuちゃんが中心になって、「そっち持って!」「そこを通して!」と的確な指示を出しながら組み立て始めました。
私(松浦)は写真を撮りながらも、ポールが誰かの目を突かないか、子どもたちの立ち位置に気を配りながら見守ります。
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テントのドーム部分が立ち上がりました。次はアウターシェルです。
Fuちゃん「チャックがあるところが出入口だから」
よくわかっています!素晴らしい!
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ついに、子どもたちだけでテントが完成しました。実は、お母さんたちは事前にテントを組み立てる練習をしてから当日に臨むつもりだったのですが、忙しくて練習する時間がとれなかったのだそうです。しかし、子どもたちは見事に組み立てました!
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テーブルとイスもセットできました。お母さんたちは座って見守ってもらっています。
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この頃、ひだまりキャンプサークル員のHaruPファミリーも到着。テントを建て始めますが、実はお父さんがまだ仕事から戻っていません。
HaruP「立てるよ!」
Haha「ちょ、ちょ、待った!」
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HaruP「あれ?これ、留めるところが違う?」
Haha「え?違ってる?」
HaruP「いや。違ってない。合ってた。」
苦労しながらも、お父さんなしてテントを建てていました。
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続いて、ひだまりキャンプサークル員のKotoちゃんファミリーが到着です。3歳のタキビスト(焚き火愛好者)NaNaくんが指示を出しています!
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今回は花火をたくさん持ってきたそうで、Nanaくんがならべて見せてくれました!
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さあ、女の子たちのキャンプサイトも整ってきました。ここで焚き火の準備です。松ぼっくりを中心に、焚き付け用の小さな薪を同心円状にならべています。
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薪に火を着ける前に、さっきお母さんたちが車を移動させた時に見つけた野イチゴを摘みに行きます。
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戻ってきたら、HaruPファミリーとKotoちゃんファミリーのテントが完成していました。
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さあ、焚き火タイムです。Miちゃんは焚き火が大好き。マッチの扱いには慣れています。
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さあ、薪に火が着きました。焚き火の始まりです。
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その頃、Kotoちゃんはハンモックに揺られながら読書です。紅葉の中で、とっても素敵な時間が流れています。
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火を着けた女の子たちは、マシュマロを焼き始めました。
私「あれ?夕食後のデザートじゃないの?」
女の子たち「ううん。3時のおやつ」
そうですか…。もう午後4時30分ですけど。夕飯が食べられなくならなきゃいいけどね。
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習い事があったIっちゃんが合流しました。これで①小2、②小2、③年長、④年長、⑤3歳の5人がそろいました。Iっちゃんにもマシュマロを焼かせてあげています。
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午後5時30分。いつの間にか辺りは暗くなってきました。女の子たち5人の夕飯が始まります。カセットガスコンロの上でバーベキューをするそうです。買ってもらったお肉をキッチンばさみで切って、鉄板の上にのせていきます。
お母さんは「野菜もあるから、切って焼いてね」と言って帰りましたが、女の子たちは「面倒くさいから、肉だけでいいよね」ということになりました。
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持参したおにぎりと焼肉の夕飯です。お肉の数がみんな同じになるように分けました。
「お肉、おいしい~!」
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女の子たちの最高の宴です!
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夕飯を食べ終わったら、おまちかねの花火タイムです。
焚き火と花火。炎との距離感によく慣れているということが見てわかります。家族と焚き火や花火を何度も経験しているから、ちっとも炎を恐れることなく、しかし、決してあなどることなく接していることが伝わってきます。
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花火が終わり、テーブルやイスを片付けて、歯磨きをして、パジャマに着替え終わったのが19:45。
3歳のKuちゃんは、お母さんが迎えに来て家に帰る予定になっていたのですが、「お姉ちゃんたちと一緒にテントに泊まる」と言いました。
就寝準備完了です。しばらくテントの中で話し声が聞こえていましたが、間もなく静かになりました。
私はああしろ、こうしろと何も言わないのですが、子どもたちでしっかりと生活をコントロールしています。とっても立派で感心しきりです。
おやすみなさい…。
お母さんたちが「念のために」と、そっと様子を見にきてくれました。
しばらく焚き火を囲んで私やSugiyamaさんとおしゃべりをしていましたが、22時も過ぎて子どもたちが起きる気配がないので、お家に帰っていきました。
翌朝、子どもたちが「夜、ママたち来てたでしょ。笑い声がした」と言っていました。子どもたちは気付いていたそうです。
2日目
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2日目の朝です。5:30頃からテントの中で話し声が聞こえていましたが、6:30に着替えてテントから出てきました。
火を着けるそうです。
ところが、これがなかなか手こずります。
今朝の時点でマッチの残りが6本。無駄にしないように慎重に着けますが、新聞紙は燃えるものの、木に燃え移りません。
6本を使い切ってしまったので、私のチャッカマンを貸してあげました。
しかし、それでも、なかなか木に火が着きません。
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しばらく見守っていたHaruPとパパがさりげなくヘルプをしてくれました。
パパ「新聞紙の上に松葉とか、燃えやすいものをのせてごらん」
HaruP「松ぼっくりがあったよ。使う?」
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アドバイスを受けて、女の子たちは松葉や杉葉を拾いに行って新聞紙の上にのせ、ようやく火を着けることができました。
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女の子たちの朝ごはんの一品目はラーメンです。
カセットガスコンロにお湯を沸かして、インスタントラーメンを湯がきます。
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粉末スープを入れて、ラーメンができました。「おいしい!」
体も温まって、とってもいいですね!
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二品目はホットピザまんです。ホットサンドメーカーにピザまんを2つはさんで、カセットガスコンロで焼きました。
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焼き上がったピザまんは、小さい子から食べさせてあげました。
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HaruPファミリーとKotoちゃんファミリーも朝食です。
空は曇っていますが、冷え込みは少なく、暖かさを感じられる朝です。
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食事を終えた女の子たちは、テントの中でトランプを始めました。
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NanaくんとHaruPとママは元気においかけっこ。
ママは金曜日に足をひねっていたのに、ありがとうございます!
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童子沢親水公園の斜面にも野いちごがあることに気付きました。KotoちゃんやNanaくんも加わっての野いちご摘みです。
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楽しい時間はあっという間。気が付くと、もう10時です。帰るために、片付けを始めました。
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ところが、子どもたちは寝袋や毛布を袋に仕舞うことができなかったので、仕方なくそのままリアカーに積んで運ぶことに。
最初の頃は楽しんで運んでいましたが、大量の荷物を何往復もするうちに疲れてきてしまいました。
しかし、「子どもたちだけで」ということで、保護者には手出ししないようにお願いしてあったので、1時間30分かかって、全部の荷物を運び切りました。
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私がやりたかった子どもたちだけでのキャンプ体験教室。
初回に3家族の姉妹5人が参加してくれました。最年長が小学2年生だったので、片付けが一番大変で、ちょっと無理をさせてしまったかもしれません。
子どもだけでやり遂げた自信
「こんなに大変なら、もう子どもキャンプは行かない!」というかもしれませんが、例えそうだとしても、「子どもだけでキャンプをやり切った」という経験は間違いなく自信になります。次にファミリーキャンプに行ったとしても、きっと今までとは行動が変わることでしょう。
ひだまりキャンプサークル員のサポート
今回の子どもだけキャンプには、ひだまりキャンプサークル員のHaruPファミリーとKotoちゃんファミリーの参加も重要でした。
HaruPママは3歳のKuちゃんの手をひいてトイレに連れて行ってくれました。
HaruPとパパは、火が着かなくて困っている女の子たちに絶妙なヘルプをしてくれました。
そもそも、今回の女の子たちが子どもだけキャンプに挑戦しようと思ったきっかけは、7月のHaruPのソロキャンプ挑戦を目の当たりにしたことだったのです。
Kotoちゃんファミリーはストーブとスクリーンタープを用意して、凍えるほど寒くなったら、子どもたちを避難させてあげる備えをしてくれていました。
2ファミリーのサポートがあったおかげで、今回の子どもだけキャンプをやり遂げることができました!
どうぞ、子どもだけキャンプに挑戦させてみてください!
ファミリーキャンプもとても良いですが、ついつい大人がいろいろとやり過ぎてしまっていませんか?
子どもたちに、いろんなことを任せてみてください。きっと、失敗しながらもたくさんのことを学んでいくはずです。
でも、大人に頼ってばかりで、自分でしようとしないようなら、子どもだけキャンプ体験教室に参加させてみてはいかがでしょうか?
小2Fuちゃんの日記
キャンプに友だちと行きました。子どもたちでごはんを作ったり、テントをたてたり、つくえをくみたてたり、ぜんぶ子どもたちでやりました。パパやママはいませんでした。キャンプせんようまつうら先生がいましたが、子どもたちには何も教えませんでした。たのしかったけど、むずかしかったです。
たのしかったことは、テントの中でトランプをしたことです。むずかしかったことは、ポップアップテントをたたむことです。
他にむずかしかったことは、たき火の火をつけることができませんでしたが、となりの人からこつを教えてもらい火がつきました。さいしょは木とまつぼっくりしか入れてなかったけど、「まつのはを入れたら火がつくよ」と教えてもらったら、火がつきました。
むずかしいことばっかりでしたが、いつもはママやパパが子どもたちがたいへんだとおもったことを、いつもいつもやっているから、大人はすごいとおもいました。
※ママが宿題はやんなくていいっていったから、やりませんでした。
参加者ママからの感想
Kさん
松浦先生、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。
Fuにとっては難しいことが多すぎて、疲れたみたいで「もう、子どもキャンプは行かない」と言っています。
キャンプの練習も出来ず、全てが初挑戦だったので。。。
温かくなったら、家族で何度がキャンプを重ね、その中で自分でやる経験を積み重ねて、また子どもキャンプに行きたいってモチベーションまで上げてあげたいなぁと思います。
彼女たちにとって大変な事は沢山ありましたが、自分たちで出来た!!という自信は確実に彼女の中にあると思います。この日記も学校に持っていき、先生方にすごいね!ってたくさん認めてもらって又自信に繋がると思っています。宿題はやってません(笑)
せっかちな私はいつもFuを待てないので、今回のキャンプをきっかけに、もう少し待ってあげたいと思いました。待てばしっかりやり切れる、頑張り屋さんなんだなぁと。
親子共々貴重な経験を、本当にありがとうございました。
Tさん
松浦先生、子どもキャンプでは本当にお世話になり、ありがとうございました🙏
先生がLINEで送ってくださる子どもたちの様子を写真で見ながら、2年生のリーダーシップや年長がついていく感じが分かったり、片付けはみんな苦手だったり、、、😅気づきがいっぱいありました。
Iは、土曜日は夕方バレエ後、車の中で寝ながら連れて行ったので、ぼーっとしていましたが、日曜日は元気でした。子どもキャンプ初で、まだ何をしたらいいか分かっていないようでしたが、先生や2年生の後押しで楽しくキャンプができたようです。次また子どもキャンプあったら行く⁉️と聞いたら「行く」と即答しました。
今後が楽しみです。
根気強く、見守っていただき、ありがとうございました❗️
Iさん
とても貴重な体験させていただきありがとうございました!
親だとあれこれ言ってしまうところ、他の人にも頼ったり、考えたりする事を経験させてもらえて良かったです。
Shiは薄着だったからちょっと風邪ひいちゃいましたが、元気です。
Miは「子どもだけはもうよい」と言っていて、Shiは「行きたい」と言っています。
それでも子どもだけで出来たことは自信になったと思います!
またありましたらよろしくお願いします!
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