キャンプ体験教室を2023年12月23日(土)-24日(日)に開催しました。
冬のキャンプでしたが4人の子どもたちが参加してくれました。
そして、私がギプスをしていますので、キャンプ仲間のTomoちゃんにも手伝っていただきました!
冬晴れの穏やかな午後2時。参加者が集まってきました。今回は引っ込み思案の5年生と、ゆるキャン△愛読者で初キャンプの3年生、キャンプ体験教室3度目の1年生、そしてTomoちゃんの息子の幼き焚き火スト年中児。
子どもたちでテントを立てます。人数が少ないからこそ、みんなが力を合せます。
夜の寒さに備えて寝袋の中に毛布を入れておきます。
テントが立ち上がりました。
「ちょっと寒い」というので、さっそく焚き火を始めることに。
松ぼっくりや松葉、杉葉を集めて焚き付けにします。
でもでも、せっかく来たのだから遊びもしたい。
川で釣りにも挑戦します。
しかししかし、冬は暗くなるのが早いですから、15:30には夕飯作りに取りかかることにしました。
「お米をといでくれる人?」
「はい!俺、やりたい!俺、家でも時々やってる」
率先してやってくれる3年生。
「これ、こうやったらいいんじゃない?」
教え合いながらカレー作りに挑戦です。
「包丁って、あんまりやったことないんだよ」
「そうそう。猫の手、猫の手。」
切った野菜をお鍋にいれたら、ぐつぐつ煮えるまで待ちますよ。
待っている間にフリスビー。
野菜がやわらかくなったら、ルーを入れて混ぜ混ぜ。
「ぼくも混ぜたい」
「俺も混ぜたい!」
「じゃあ、皆んなで順番に」
さぁ、ご飯はどうかな?
おいしそうに炊けています。
自分の分は自分でよそいます。
カレーも自分で。
さぁ、準備ができました。16:45。薄暗くなったので卓上ライトをつけました。皆んなで声をそろえて、
『いただきます!』
「フランクフルト、うめーっ!」
「って、オイ!そっちかよ!」
「カレーは?」
「うん、カレーもうめーっ!」
おいしい夕飯で何よりです。
「でもさぁ、皆んなで作ったカレーはやっぱりおいしいね」
子どもたちでやりきった達成感がそう思わせてくれるのかもしれません。
17:20。辺りは暗くなりました。夕飯の最後はマシュマロタイムです。焚き火であぶって、チョコレートをディップしたら最高です!
夕飯が終わったら、洗い物です。水は冷たいですが、皆んなでやりきります。
1日目の最後のプログラムは花火です。
「え?冬に花火?花火って夏じゃない?」
いえいえ。冬の花火もメッチャ楽しいですよ!
18:00。計画された全てのプログラムが終了しました。いつものキャンプ体験教室なら20時頃ですが、冬なので18:00でした。
後は長い長い自由時間です。
そこで子どもたちが始めたのは、焚き火遊び?です。
公園内に落ちている松葉や落ち葉を掻き集めては火の中に投じます。大きな火柱が上がるたびに、
「うぉ〜!スゲー!」
と歓声が上がります。
寒さを感じている暇なんてありません!
年中児の焚き火ストは翌日クリスマスパーティーがあるということで、ここでお帰りになりました。1年生は家で寝て翌朝また来るということでお家の方が迎えにきました。
21:00。残っているのは小3と小5の二人です。焚き火でお湯を沸かして「湯たんぽ」を作ります。DAISOに300円で売っている湯たんぽを100円の巾着袋に入れました。
21:30。
「あ〜、楽しかった。寝るのがもったいない」
「寝ちゃったら今日が終わっちゃう」
「でも、明日も楽しみだから、もう寝ようかな」
そう言って、テントの中へ入っていきました。
6:30。小1ボーイがご家族に送ってもらってやって来ました。
小3生のTくんは「寝心地最高だった!」と起きてきました。
私は薪が足りなくなりそうだったので、ちょっと自宅へ。6:37の車外気温は-1℃を表示していました。
戻ってきたら、テントの向こうに煙が。
(お、火がおこせたのかな?)
と、行ってみると、ボランティアスタッフのTomoちゃんが、
「だいぶ格闘してたけど、火がつけられなかったから、ちょっと手助けしました」
とのこと。
そう。昨日は焚き付けから、たまたまうまく木に燃え移ったのですが、今日は木に燃え移らなかったようです。火をつけるのも、なかなか難しいのだと知ってもらえてよかったです。
さぁ、朝食を作ります。
昨日でだいぶ包丁の使い方にも慣れたようです。
ゆで卵とスープを作ります。また、松葉と落ち葉をじゃんじゃんくべて、火を大きくしています。調理も遊びも楽しんだもの勝ちです!
さぁ、朝ご飯の準備ができました。
「あ〜、スープが温まる」
スープの温もりを改めて感じるのも、冬キャンプならではです。
さぁ、朝食を食べ終わったら食器を洗います。手が冷たくてもがんばります!
洗ったら布巾でふきますよ。
9:00。さぁ、自由時間です。もう一度釣りに挑戦しましたが、残念ながら釣れませんでした。
それじゃあ、ということで、サワガニ探し。
小さな小さなサワガニを捕まえました。
野いちごも見つけました。初めて食べたそうですが、「おいしい」と控え目の感想でした。
冬の公園は生き物たちもひっそりとしているようです。そんなことをテレビで知るだけでなく、実際に体で感じることも大切だと思うのです。
10:00。さぁ、片付けを開始しましょう。
レンタルした寝袋を丸めて袋に詰めます。
テントも自分たちでたたみます。
お迎えに来たお父さんが手を貸そうとするのも拒んで、最後まで自分たちの力で片付けを完遂しました。
冬のキャンプで子どもたちが何を学んだのか、それはわかりません。
でも、「寒いからできない」とやる前からあきらめるのではなく、「寒くてもできる」と感じて欲しいと思います。この経験がいつか「◯◯だからできない」ではなく、「◯◯でもできる」というマインドを育ててくれるのではないかと期待してしまいます。
温暖な静岡での冬キャンプはハードル低めで、初心者にも挑戦しやすいです。
今回はいつもの装備に「毛布」と「湯たんぽ」を加え、「薪」を多めに用意することで一泊をすることができました。
さぁ、次回は2024年1月6日(土)-7日(日)に、わっぱざわ親水公園で開催します。すでにお申込みいただいていますが、まだ、お申込みいただけます。
冬キャンプへの挑戦をお待ちしています!
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