2024年2月10日(土)-11日(日)に童子沢親水公園でキャンプ体験教室を開催しました!
今回は寒空の下に子ども10人、大人1人が集まってくれました。
初参加は2人、他の8人は複数回参加してくれている子どもたち。どうやら、何度も繰り返し参加したくなるキャンプ体験教室のようです!
14時。軽く自己紹介をしたら、さっそくテントを立て始めます。大人は手を出しません。ちょっと困った時に手を添えるだけ。
「あれ?これは上と下が逆じゃない?」
テントの外側の布は大きいから、みんなで協力してやらないとね。
テントができたら自由時間。
「待ってました!」と、迷わず川へ。ちなみに2月です💦
まぁ冬とはいっても静岡ですから、昼間は12℃くらいまで上がります。大人が思うよりも平気です。
春の始まりを感じさせる陽気の中で、子どもたちは自然の中に溶け込んでいきました。
16時。さぁ、夕飯を作り始めます。いつもはカレーライスですが、今回は複数回参加者が多いので、メニューを変えて焼きそばです。
「オレ、玉ねぎの皮をむくわ!」
「そうそう。そうやってなるべく薄くね」
「うわ!煙が!目にしみる〜」
さぁ、たっぷりの焼きそばができました!
お湯を入れて作るわかめスープとフランクフルトもありますよ。
はい!美味しくできました!
夕飯が終ったら食器を洗います。水は冷たいけれど、がんはります。
すき間時間に、ナイフを使ってフェザースティック作りに挑戦です。こうやって自分のキャンプ技術を向上させていくのですね。
さあ、牛乳にチョコレートを溶かしてマシュマロタイムの始まりです。
「うまぁ〜!」
マシュマロはそうそう頻繁に食べるものでもありませんが、キャンプやバーベキューで食べるとおいしいですよね!
マシュマロの後は花火タイム。気温は5℃くらいに下っていますが、寒さを感じないほど楽しい時間が過ぎていきました。
20時。予定したプログラムは全て終わりました。ここからは自由時間。火の周りに集まってきます。
と、ここでクッキングが始まりました。
昼間に捕まえた川魚に唐揚げ粉をまぶして油で揚げます。
「うまぁ〜!」
食材はスーパーで買ってくるだけではありません。自然の中にあるのです。豊かな自然があるからこその「美味しい」という感動体験です。
さあ、薪を割って火を強くしましょう。
杉葉や松葉を拾ってきて、火を大きくしています。
そして、友達同士で誘い合って参加した子どもたちも、その友達の枠を超えてみんなが仲良くなっていました!
「いぇ〜い!」
このあとはそれぞれが自分の寝たいタイミングで寝ます。
「テント入るね」
「オレはまだ!」
「ねぇ、何時頃に寝る?」
最後の一人が0時まで炎を眺めていましたが、みんなが眠りにつきました。
2日目。朝5時頃からテントの中で声がし始めて、トイレに行く子も出てきて、6時には外で火をつけ始めました。
「朝のために葉っぱ集めておいた!」
「寒いから、早くつけよう!」
7時。朝食作りを始めましょう。
「ウインナーが焼けたからお皿持ってきて」
「うわ!目がしみる!」
朝食のメニューはチキンコンソメスープとバターロールパン、ウインナー、サラダ。
「どう?美味しい?」
「美味しい!」
「このスープ、うまぁ〜!」
「オレ、このパン好き」
Kくん「先生、ほら、洗ってきたよ」
小学2年生のKくんが、先々を考えて、自分でどんどん行動しています。
子どもを信じて任せれば、子どもはどんどん力を発揮するのです。
さぁ、朝食が終ったらテントをしまいます。
「ねぇ、これ、袋に入らない!」
「丁寧にたたまないと入らないよ」
9時30分。さぁ、片付けまで終ったら自由時間です。
「やったー!1時間半くらい遊べる!」
「ねぇ、またあの赤い実を探しに行こう!」
「ねぇ、この木は全部燃やしちゃった方がいいんでしょ?」
「はい。全部燃やしちゃって」
最後には木くずまで拾ってくれて、自分たちがキャンプをしたところをきれいにして体験教室を終わりました。
今年の静岡の2月は杉花粉が飛び始め、梅の花が咲き、春の始まりを感じさせる気候でした。それでも夜は4℃くらいまで下がり、焚き火の暖かさを感じることができました。
現代の家は暖かく快適ですか、時には自然の中に身をおいてみませんか?
冬でも案外、外で過ごせるものですよ。