2020年7月23日(木祝)~24日(金祝)に1泊2日のキャンプ体験教室を開催します!
私(松浦)はこれがやりたくて、小学校の教員を退職したと言っても過言ではありません。
今、子どもたちには自然体験や農作業体験、生活経験などの体験が足りていません。
学校も教科書の教える内容が多すぎて、体験的な行事を削って授業を行い、1年かけて教科書を終わらすのに精一杯です。学校が終わっても、習い事やそのための移動、空いた時間にはゲームかYouTube。親も忙しいので、子どもにお手伝いをやらせる時間もありません。
乏しい経験の上に、教科書の知識だけを積み上げようとしても、そこには実感も感動も必要感もありません。でも、「勉強をがんばっておかないと、将来、大変なことになるんでしょ」と、けなげに勉強をやっている子がいます。あるいは「どうせ、今、勉強していることなんて、大人になったって使わないんでしょ」と、誰かから聞いた情報を楯にして勉強から逃げている子もいます。
私は、「学習は楽しいからするのだ!」と思っています。自然の中にいると、面白いこと、楽しいこと、美しいもの、危険なことにたくさん出会います。これが直ぐに「学習」とは結びつかないかもしれません。でも、いつか、教科書に載っていたことが「自然」と結びつく時が来るのです。
そもそも学校の勉強は「受験」のためにあるのではないのです。先人が自然の中から見つけ出した法則や知識を、後世の人々に伝えるための営みなのです。
火が燃えるにも、ご飯が炊けるにも、科学的な根拠があります。童子沢にいる生き物も植物も、そこにいる必然があります。自分の感動を人に伝えたいから言葉が必要です。私たちの生活が今こんなに便利になり、自然から遠くなってしまったのには歴史的な理由があります。キャンプを通して、たくさんの学びがあります。
でも、そんなことは考えなくても、「なんだか楽しそう!」で結構です!子どもたちと一緒にキャンプをしませんか?