これからやりたいこと
みんなの居場所を作る
私(松浦)は、老人ホームも、障がい者作業所も、放課後児童クラブも、乳幼児相談センターも作らなければ良いと思っています。なぜなら、それにより、「老人」、「障がい者」、「子ども」、「乳幼児と保護者」の分断が起こってしまっていると思うからです。それよりも「みんなの居場所」を作ったらよいと思うのです。
障がい者のグループホームで、昼間はそこで障がいのある方が作業をして、乳幼児を連れたお家の人が講座や交流をしに来て、地域の方がそのお世話をしたり、お茶を飲みに来たりして。コワーキングスペースやシェアオフィスを作って、そこに仕事をしに来る人がいて。昼間の学校に行けない・行かない子たちが、フリースクールとして通ってきて。学校が終わった子たちが宿題をやりに来て、フリースクールとして利用している子たちと交流が生まれて。それを見守るために地域の方が来て、仕事を終えた障がい者の方が帰ってきて、自然に交流して。場合によっては、一緒に夕食を食べて、必要ならお風呂に入って、それぞれの家に帰るような。
そんなみんなの居場所が作れたら、地域のつながりが生まれると思うのです。子どもたちはその交流からたくさんのことを学び、地域の人に見守られている安心感を得られます。地域の人も子どもたちとの交流から元気ややりがいをもらえます。障がいのある人も、子どもたちや地域の人との交流が生まれ、安心感や信頼感が得られます。乳幼児を育てている保護者も、子育て中の人とのネットワークができたり、地域の人に見守られている安心感が得られたりします。
みんなの居場所を作ることで、学び合い・助け合いのできる地域を作ることができるのではないかと思うのです。
放課後の学校を開放
子どもの好きを探し、それを磨く場を作りたいと考えて、地域型クラブ活動を展開していますが、その会場はどこが良いかと考えた時に、それは「学校」だと気付きました。たくさんの部屋があり、音楽室があり、図工室があり、調理室があり、図書室があり、体育館があり、グラウンドがあり、Wi-Fi環境があり。
放課後の学校を地域に開放すればよいのです。
もう、学校は子どもと先生たちだけの場所だという考えは捨てましょう。
放課後は地域の人が出入りする場所だという考えで、学校をデザインし直なおしたらよいと思うのです。
子どもの宿題の丸付けは学校外で
子どもの宿題の丸付けは、学校外でやったらよいと思うのです。家庭で保護者がやるとか、公設の放課後児童クラブの支援員さんがやるとか、放課後ひだまり教室のような宿題塾でやるとか、みんなの居場所でやるとか。そうすれば、子どもたちの学習の理解は上がりますし、学校の先生の負担が減ります。
もちろん、保護者や放課後児童クラブの支援員さん、地域の人は宿題の丸付けのノウハウを知らないと思うので、講習会を開いたりして、丸付けできるようにしたらよいと思うのです。
放課後の子どもたちの移動支援
放課後の子どもたちの移動支援ができないだろうか?と考えています。「親が送迎できないから習い事ができない」という子が少なくありません。移動の手段と、子どもの安全が確保できたら、もっと子どもたちが好きを磨くことができると思うのです。
また、子どもが減ったことによって、一つの地域だけではクラブ活動が成立しなくなっています。少し離れた地区まで移動して、他の地区の子たちと練習ができたらよいと思うのです。
これには「自家用有償旅客運送」などのちょっと難しいハードルがあります。それらをクリアできるかどうかを十分に検討しなければいけませんし、この場合は自治体に協力してもらうことが必要になってきます。
童子沢親水公園の「童子の森」をみんなで整備
童子沢親水公園には「童子の森」という雑木林があります。かつては薪炭林として利用されていたそうで、杉や檜などの人工植樹がされていないところです。
そこを、子どもたちやみんなで整備したら楽しいと思っています。
「この森を、魅力のある森にするにはどうしたらいいだろう?」という課題をみんなで考え、例えば「野鳥が来る森にしたい」という意見が出たら、野鳥が好む実がなる木を植えたり、「クワガタやカブトムシがいる森にしたい」という意見が出たらそれらの昆虫が集まる木があるかないかを調べたり。
自分たちが森づくりに加わることで、愛着がわき、その森を大切にしたいという気持ちが生まれると思うのです。
もちろん、現在の姿を大幅に変更するのではなく、自然の秩序に配慮しながら、より魅力的な森にしていこうということです。
スキー・スノボ体験教室の実施
私(松浦)が新潟出身でスキーやスノボが好きだということもありますが、雪をあまり経験したことのない静岡の子どもたちに雪国体験の機会を提供したいと思っています。
もちろん、スキー・スノボだけじゃなくて、雪合戦やかまくら作りなどもします。スノーシューをはいて、雪原を歩くハイキングなら、年齢も関係なく参加できます。
そして、雪を見ながらの露天風呂なんて、最高だと思いませんか?😆
実は、吉田町教育委員会事務局に出向していた時に、スキー・スノボ教室を実施しました。この時は、行政にいたというメリットを生かして参加者集めができ、そのおかげで実現することができました。
今は、一民間人の立場なので、参加者集めが難しいのですが、参加者がある程度集まれば実現できるということはわかっています。
島田市で、なんとかスキー・スノボ教室を実現して、静岡の子たちを雪国へ連れていってあげたいと思うのです。
新しい「地域での学びの形」④~フリースクールひだまり教室・ひだまりベイス
「新しい「地域での学びの形」⑪(最終回)~これからの展望(野望)」への2件のフィードバック