伊豆市八幡のmata-ne村で開催された「大人だって森あそび」に参加してきました!
島田市の童子沢親水公園の雑木林「童子の森」を遊びと学びのフィールにできないかとずっと考えていたのですが、なかなか実行に移せずにいて、他の方はどんなことをされているのか、見に行ってきたという次第です。
だいちゃんとたんたん夫妻と愉快な仲間たち?が運営するmata-ne村に初めて行かせていただきました。
まずは、円形になってご挨拶。アイスブレイキングもあって、心と体が少しほぐれました。
今回は「緑の募金」からの委託事業だそうで、受講料無料。テントサイト利用料の2,500円だけで参加できました!
まずは紙芝居を使ってのイントロダクション。日本人は木と深く関わってきたことを再確認することができました!
さあ、いよいよ森歩き。ヒノキの植樹林と広葉樹の混合林の境目を歩いていきます。
所々で立ち止まって、だいちゃんが植物の臭いを嗅ぐように呼びかけたり、生き物の痕跡に気づかせてくれたりしました。
蔓を見つけたので、大人もターザンロープ遊び。なかなか難しくて、大人たちは苦戦しました。
樹木の名前の由来に昔の人たちの信仰や生活様式が現れていることを教えていただきました。
私はこれまでクロモジという樹木を意識したことがなかったのですが、とっても良い臭いがして、煮出すとお茶になったり、ウイスキーに漬けると素敵な香りが付いたりすることを教えていただきました。
童子の森にクロモジがあるかどうか、調べたくなりました!
森歩きの次は、火について。
クロモジ茶を作るために、まずは着火の仕方。シュロとメタルマッチで火を着けてくれました。
また、煙を楽しむ焚き火も教えていただきました。ヒノキの生葉を火にくべると白い煙が出ます。これを体に浴びると、蚊や蚋などの虫除け効果があるそうです。
クロモジ茶を作るために、ヤカンを火にかけます。お湯が沸くまで、次のワークです。
次のワークは「マッチ1本でヒノキに火を着けよう」
ヒノキの薪を鉈で割って、削りクズ→箸くらいの太さの焚き付け→鉛筆くらいの太さ・・・と段取りをしてマッチ1本で火を着けることに挑戦しました。
今は、火の着け方もライターやメタルマッチなど多様な方法がありますが、「マッチ1本」だけで火を着けるのも技術として知っておきたいですね。
ワークが終わったら、クロモジのお茶で一服。甘い香りのおいしいお茶でした。この写真ではわかりませんが、ピンク系のきれいな色が出るそうです。
森の中で再び紙芝居。今はオール電化の家庭だと、日常生活の中で炎を見ることがありません。でも、人間は火を手に入れることで多くのことができるようになりました。そして、炎で暖められ癒されてきました。
「大人だって森あそび」のセミナーはこれで終了。
森と火について、それらとの向き合い方を改めて考えることができました。
私は、「童子の森」をどう遊ぼうか?と考えていた時に、「クワガタやカブトムシが来るような木を植えたら子どもたちがたくさん来るかもしれない」と考えていた時もありましたが、「特別に手を加えなくても、ありのままの自然に触れることの方が楽しいかもしれない」と思い直すことができました。
さあ、ここからは、もう一つの大人の遊び。焚き火を囲んでの飲み会です。
クロモジウイスキーもいただきました!
私は燻製料理と果実酒を提供しました。
これもまた、とても楽しいく、有意義な時間を過ごさせていただきました。
素敵な林間サイトにテントを張って一泊させていただきました。私はテントを張りましたが、だいちゃんとタロウさんは、テントは張らずに寝袋だけで、枯れ葉に潜り込んで寝たそうです。
翌日の朝食は、なおなおさんが昨夜提供してくれたトマトホウトウにご飯を入れ、そこに、mata-ne村で平飼いされているニワトリ(トテトットゥ)の朝採り卵を入れたおじやをいただきました。とても贅沢な朝食ありがとうございました。
帰りには、中伊豆交流センターにある白岩の湯に入って帰ってきました。とてもきれいなお湯の天然温泉でした!シャンプーや石鹸、ドライヤーはなかったので、ご持参ください。